比叡山延暦寺 クンダリーニヨガとアーユルヴェーダのリトリートで分かったこと

比叡山延暦寺へ

京都駅から湖西線とケーブル線で50分ほどかけて比叡山延暦寺へ行ってきました。

比叡山延暦寺は、806年、最澄によって開かれました。国の援助を受けて唐に渡り、禅の教えを受け、また密教の伝法を受けられて、円密一致といわれる日本天台宗の基礎を築きます。最澄は、「すべての人が仏に成れる」と説く『法華経』に基づいて日本全土を大乗仏教の国にしていこうと、人材の養成を目指します。

最澄の死後、多くの人材が比叡山で研鑽に励み、『法華経』や浄土教信仰は知識人の間に浸透し、『源氏物語』や『平家物語』に代表される古典文学にも影響を与え、声明(儀式に経文や真言、マントラに旋律抑揚をつけて唱える仏教声楽曲)は日本伝統音楽の源流となったり、能や茶道にも天台の仏教思想が深く入り込んでいるといわれています。

平安末期から鎌倉時代の初めにかけては、法然・栄西・親鸞・道元・日蓮といった各宗派の開祖たちが比叡山で学びました。こうして、国宝的人材育成の学問と修行の道場として日本仏教各宗各派の高僧を輩出し、日本仏教の母山と仰がれるようになりました。

(一部、比叡山延暦寺の公式ウェブサイトより引用)

世界の平和や平安を祈る寺院として世界遺産にも登録される比叡山延暦寺に、インドヒマラヤの聖者Yogi.Amandeepとスリランカのアーユルヴェーダ医師Dr.Dineshとクンダリーニヨガの時任千佳さんが一同に会したトリプルリトリート。自らの心の平和と平安によって世界の平和と平安を実現したいと願う仲間たちが日本中から集まりました。

私はこれまでに、Yogi.Amandeepのヨガも、スリランカのDr.Dineshの診察も、時任千佳さんのクンダリーニヨガも受けてきて、それらには共通するものがありながら、矛盾するような感覚もありました。でも、今回のリトリートでストン!と私自身の腹に落ちるものがあり、新たな気づきとなりました。

アーユルヴェーダ

アーユルヴェーダとは、5000年前からインドやスリランカ地方に伝わるといわれる伝承予防医学であり、古代哲学でもあります。身体・心・精神が健康であるために、一つの方法ではなく、生活の中の多面的なアプローチを伝えています。その中に食事のとり方があり、ヨガ、瞑想、オイルマッサージなどがあります。

その多面的なアプローチのうちの一部だけが商業的にクローズアップされることが多いのですが、「菜食主義」や額にオイルを垂らす「シロダーラ」だけを取り入れればよいというものではないのですね。

それぞれの人、そして私たちを取り巻くすべてものもの、時間、空間にはヴァータ(風)、ピッタ(火)、カパ(水・土)のエレメントがあります。そのバランスに意識する生活法、食事のとり方を知り、自分で感じることが大切です。

アーユルヴェーダの食事で大切にするのは、「消化」「代謝」です。どんなに栄養があっても、消火できなければ体の一部にならず、また消化器官に負担をかけるだけで排出されるだけなら、その素材の良さも栄養価も意味がないからです。

オージャスといわれる、食べ物が持つ「生命力」のようなものも大事にします。知らない人が機械的に作った食べ物ではなく、イライラしないで作られた、出来立ての食べ物がよりオージャスがあり、消化によいといわれます。

「消化」と「代謝」を重視して、どんなものを、どんな風に食べるのがよいか、という知恵は、私たちが持っている機能に負担をかけずに身体の細胞にまで変換させるためです。

クンダリーニヨガ

Yogi.Amandeepや千佳さんが教えるクンダリーニヨガとは、どんなものでしょう。一部、ウィキペディアから引用します。

クンダリーニとは、ヒンドゥーの伝統において、人体内に存在するとされる根源的な生命エネルギーを意味する言葉。宇宙に遍満する根源的エネルギーとされるプラーナの、人体内における名称で、クンダリーニを覚醒することによって、神秘体験をもたらし、完全に覚醒すると解脱することができるとされる。

現実には、ヨガの実践や宗教の各種修行によって穏やかに活性化し始めると、生涯をかけて各チャクラが徐々に開発されていくことになる。

実際の実践としては、動作(ポーズ)、強く深く速いことが特徴の呼吸法、マントラ(真言)を唱えることを組み合わせたヨガです。クンダリーニヨガの創設者は、ヨギ・バジャン(1929~2004)で、幼少よりヨーガやタントラ、シーク教を学び、16歳という若さでクンダリーニヨガマスターになります。1969年にインドからカナダに渡り、その後アメリカを中心に3HO(Healthy,Happy,Holy)組織を創設し、全米にヨガを広めたといわれます。

私の感覚では、クンダリーニヨガは、呼吸と身体の意識を大切にしています。アーユルヴェーダでいう「消化」や「睡眠」は私たちが自力でコントロールできない機能として働いていますが、呼吸と身体の動き、発声する音のエネルギーは、私たちが意識して変えることができます。

呼吸や身体の動き、または発声する音には、30年40年生きてきた間に、癖があります。普段、目覚めていない機能や細胞がたくさんあるわけです。それを目覚めさせるために、強い呼吸法、不自然な呼吸法、日常的にはしない動き(ポーズ)の維持、などをして、「痛い・・・・」「疲れた・・・・」という状態からさらに頑張ると、身体の眠っている機能が目覚め、働く細胞が増えるわけです。

いつもより強く、速く、多い呼吸に、いつも使わない身体の部分の細胞に酸素が行き渡り、マントラという音によって身体に特別な波動がゆき渡ることで、免疫力も生命力も活性化するのだと感じました。

ヨガとアーユルヴェーダとダルマ

自分で意識できない消化や睡眠、代謝などには、できるだけ負担をかけずに、それぞれの体質に合った方法を取り入れ、自分で意識して変えられる身体の動き、呼吸法などは、習慣を変えたり、違ったことをする時間を設けることで、ヨギアマンディープがいう、【サバイバルチャクラ】が開き、勘、直観や生命力が鍛えられ、それが時に神秘体験となり、トラブルや事故や事件も乗り越えられたりするのだと、私なりに理解できたような気がしました。

私たちが、クンダリーニヨガやアーユルヴェーダの教えから学ぶべきことは、ヨギやドクターのようになること目指すのではなく、その学びを自分のダルマ(使命・ミッション)のために、自分の日常に落とし込むことで、健康、幸福、聖なる精神が得られるのではないかと思うのです。

私のダルマ 純粋意識

私たちが見ている世界には、良いものも悪いものもなく、ただそこにあるだけです。私たちが見ている世界の全ては、私たちの中に見えています。仏性は、努力して到達するものでも手に入れるものでもなく、自分の中にあると「気づく」ものです。自分の中にあると気づいた仏性を育てていくこと。

私は私に与えられた役割を果たせるよう、自分の器を少しずつ大きくしていこうと思います。

お茶を中国から日本に伝えた栄西禅師も修行した同じ比叡山延暦寺で、私も新しい気づきを得ることができて感激でした。

 

教室スケジュール

【表千家茶道教室】

月曜日(昼・夜)・火曜日(夜)・土曜日(昼)

【ビジネス茶道】

2019年8月6日(火) 18時30分~20時30分 原爆記念日「平和の茶会」
日本橋コレド室町 橋楽亭にて

【純粋意識を生きる・アーユルヴェーダ時間】アーユルヴェーダ料理と試食・講義 全24回コース

2019年7月26日(金) 10時30分~16時00分
2019年8月22日(木) 10時30分~16時00分

【植物を味わう・植物時間】】
フラワーレッスン・季節の茶菓と抹茶・朗読
2019年9月24日(火) 14時00分~16時00分