自由と平等 嫉妬から解放されること

憧れの人

私には何人かの憧れの人がいました。

その憧れの方たちは私の中で大きく二つのグループに分類されています。

一つは太陽グループで「動」で太陽のように明るく無邪気で人気者のエネルギーを持った人、もう一つは月グループで「静」で正直で知的なエネルギーを放つ人です。

私も太陽グループの人のようになりたくて、月グループの人のようになりたくて、なれない理由のようなものを探っていたことがあります。

あるとき、太陽グループのAさんが、自分の前世をとある王国の妃だったのだと話していたことがあって、私は、その人の前世ですら「高貴な方でずるい」と感じていました。いま思うとなんだか可笑しいですが、本当です。

私は子ども時代から無邪気にケラケラと笑うことがあまりなく、無邪気にケラケラと笑える女性を素敵でうらやましいと思っていました。

「平等」とは「同じ」ということ?

個性を生かすとか、多様性の時代とか言われますが、どんな時代にあろうとも、人は誰かと同じ人生を送ることはありません。

苦労や努力と、評価と名声とが平等である世界などはあり得ない。どんなに社会制度や法律が整っても、人間社会がそんなふうに「平等」になることはない。平等でないことが、みな平等です。

どんな国の、どんな時代の、どんな経済状況のタイミングで、どんな親の元に、どんな身体的条件で、どんな能力を持って生まれてくるのか、そんなことは平等には成りえない。

当然、「あの人は私より働かない」「あの人は私より健康である」「あの人は私より背が高い」「あの人は私より足が速く美しい」「あの人は私より地位が高い」などなど、同じ職場にいても、同じ学校にいても、同じルールの中に所属していても、「どうあるか」はそれぞれの生き方次第です。

「どうあるか」は自由です。

それを責めることはできない。「ずるい」と言って責めることはできない。

選択という「道」

人は、だれもが常に「選択」をしていて、その選択をしたことによって起きることに責任をとるだけです。

私のように「ずるい」と思う人や、「あの人みたいにアレがほしい」「私ばかりが大変なのは納得がいかない」と文句を言う人は、自分で「選択」をしているようで、実は選択していないのかもしれません。

「私の人生はこんなもの」とあきらめていて、でもその諦めを隠しているから、皮肉を言ったり、カッコつけてみたりするけれど、どこかで自分を諦めて、自分の可能性を小さくしておいて満足している振りをしているのだろうと思います。

たとえば、私は、その太陽のような人に憧れて、その人の前世が女帝だったり妃だったりしたことを言い訳に「私はそんなふうにはなれない」とあきらめて「ずるいなー」と思っていたのでしょう。

生物としての人間は、種の保存のために、まったく同じでないように生まれてくる。

私は、私の道を生きるように生まれてきた。

家族も、遺伝によって得た身体や能力も、生育環境によって得た性格や性質も、生きながら作ってきた環境も、「私」を生きられるように得てきたものです。

太陽グループの人のまぶしい無邪気さは、その人が生きるために得てきた性質なのです。

松田聖子さんが素敵だからと言って、誰もが「聖子ちゃん」のように生きられるわけではない。

それは、決して「ずるい」ことではない。

誰かを見て、何かに遭遇して感じる自分の感情は、すべて、常に自分が誰であるかを確認する作業、自分はどうありたいかを確かめる作業です。

人はその人に与えられた無限の可能性を誰かに見せていくことで、その人の過去に勝利するのだと思います。

誰かのようになろうとするのではない。

私は、誰かに憧れた過去の私に対する勝利をしたい。

自分の過去を否定するのでもなく、二度と傷つかないように閉じこもるのでもなく、自分の過去に負けないよう新しい装備を身に着けて、また世界に挑んでいく。雪だるまみたいに、どんどん大きく、そして、その大きさは無限大に大きくなれる可能性を持っている。

挑戦することは、恐れもあるけれど、「恐れを持っている」とわかっていさえいれば、その恐れにのまれないでいられる。

挑戦の結果が出るのは怖いけれど、怖いと恐れているのは「妄想」で「空想」でまだ起きていない。

どんな結果が出ようとも受け入れる気持ちさえあれば、

どんな選択をしてもその責任をとるつもりでさえあれば、

大丈夫。

私には私の道がある。

あなたにはあなたの道がある。

隣の道を見るのではなく、道のお手本があるのでもなく、私の道を太く長く、まわりの木々を育てて、花を植えて、雨が降っても暑くても寒くても、そこを歩くことが生きること。

歩いた「道」それが、いつの時代にも誰にでも与えられている「自由」と「平等」なのだと、最近ようやく気付いたのでした。

写真は滋賀県近江のたねや本社ラコリーナ

 

教室スケジュール

【表千家茶道教室】

月曜日(昼・夜)・火曜日(夜)・土曜日(昼)

【ビジネス茶道】

2019年10月17日(木) 18時30分~20時30分
日本橋コレド室町 橋楽亭にて

【純粋意識を生きる・アーユルヴェーダ時間】アーユルヴェーダ料理と試食・講義 全24回コース

2019年8月22日(木) 10時30分~16時00分

2019年9月20日(金)10時30分〜16時00分

【植物を味わう・植物時間】】
フラワーレッスン・季節の茶菓と抹茶・朗読
2019年9月24日(火) 14時00分~16時00分