滋賀の旅 ② 茶摘み・紅茶づくり編

いよいよ茶摘み

一晩開けて、無事に山を登って東近江市政所の茶畑へ向かいます。

さんざん迷った挙句、やっぱりヒル対策を万全に、とお揃いの長靴も購入しました。

ヒルなんて、私は昔みた「スタンドバイミー」の映画で少年たちが山の川を渡るときに、パンツの中にまでヒルがいて気絶するシーンでしか知らない生き物なので、なんだか実感がわきません。

機械摘みのために均一に育つように品種改良されていない在来種のお茶の木は、もう日本ではほとんどみられることはなく貴重です。

在来種のお茶の木は整列して畝になっていなくて、山の斜面にポコポコとまあるく点在しています。もちろん、無農薬。

品種改良されていないお茶の木は、1本1本に個性があり、葉が赤っぽいもの、葉が厚いもの、葉が小さいものなど、良し悪しもなく、ただただ、自分の葉をつけています。

本来の自然ないのちの姿にはっとします。

一芯二葉の新芽

『一芯二葉』

一番新しい尖った形の新芽と、その下の2枚の葉を、ポキリとおります。

アスパラガスのようにポキリと折れます。

ああ、お茶って新芽なんですね!

植物療法のジェモと同じだ。

お茶が身体によいわけだ、などと一人で感動しつつ、せっせと芽を摘む作業は、ひたすら無心になって心の塵が沈殿していきます。

一芯二葉が、光って次々と見えるようになっていきます。目が見えてくるようになると、両手で摘むようになっていきます。

田植え唄とか茶摘み唄とか、労働の唄がうたわれていたのがわかる気がします。

みんなで一緒に唄を歌って励ましあって、リズムに乗って無心に働いていたのですね。

こんなに摘めました!

樹齢300年のお茶の木

茶摘みの後は紅茶づくり

摘んだお茶は、日本茶の煎茶にすることも、抹茶にすることもできますが、緑茶をつくるには、まず蒸して酵素の働きを止めます。工程が多く、時間がかかるので、今日は紅茶づくりです。

摘んだ茶葉を布でくるんでテルテル坊主のようにして、洗濯板でパン生地をこねるようにして、ごしごしとしごきます。

茶葉を粉々にして傷つけることで、植物酵素を出します。

だんだんとジュクジュクとした、白い泡のような液体がにじんで出てきます。

子どもの頃に、妹と自宅の庭でおままごとをしていたときに作った、「葉っぱのスープ」と同じ匂いがします。童心にかえってウキウキしてきました。

野沢菜のみじん切りのようになったら、布に包んだまま蒸して発酵させます。

1時間半くらい、発酵させて蒸したら、信楽の陶板の上に広げて、弱火にしたり消したりしながら、こがさないように報じていきます。

小さなは葉っぱは最初に、黒っぽくなっていくので、先にふるってよりわけておきます。

そして、まだ水分を含んだ、大き目の葉を報じていきます。

私の紅茶は、慎重すぎて火が弱かったようで、濃い色にならず白みがかった紅茶になったようです。

お持ち帰り用の紅茶が完成しました!!

和紅茶の味

紅茶づくりの合間には、滋賀特産づくしのお昼をいただきました。

おくどさんにみんなで火を起こしてご飯を炊きます。

茅葺屋根からは天然の換気扇で煙が出ていきます。

こうして昔は、エアコンなしでも気持ちのよい風が抜けて夏を過ごせたのですね。

岩魚

丁子麩のからし和え

こんにゃくのピリ辛煮

お茶の葉の天ぷら

お茶の葉の天ぷらは、はじめはお茶の味を感じませんが、だんだんとじわじわと、お茶の味が広がっていきます。

最高の御馳走でした。私はこういうごはんが一番好きだなぁ。

ご飯のお供は、和紅茶です。

外国産の紅茶は香りが重視で、色も鮮やかな褐色で、渋みを感じます。

それに対して和紅茶は、香りよりも甘味のようです。色は薄く、味も薄く感じますが、口に含むといつまでも長く紅茶の風味が口の中に残ります。

癖がないので、何倍でもいつまででも飲み続けられるようなお味の紅茶でした。

政所の抹茶づくりとパワースポット

ここ政所のお茶農家の方々は高齢化が進んでいます。なんとかして、この無農薬の在来種のお茶畑を残したいと活動している方たちがいらっしゃいました。

抹茶は来年、挑戦する予定だそうです。

ビジネス茶道で、来年は滋賀の茶摘みツアーを企画できたらいいな、と考えています。

最後に・・・

大皇器地祖神社と高松御所金龍寺

鳥居を境にすーっと空気が変わります。

清らかで静かなパワースポットでした。

トカゲの神様もお出ましでした。

滋賀のみなさま、ありがとうございました。また来ます。

 

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教室スケジュール

【表千家茶道教室】

月曜日(昼・夜)・火曜日(夜)・土曜日(昼)

【ビジネス茶道】

2020年8月26日(水) 19時00分~20時30分

オンラインZOOM

【純粋意識を生きるアーユルヴェーダ教室】

アーユルヴェーダ料理・講義 全24回コース

2020年8月23日(日) 10時30分~16時00分

2020年8月30日(日)10時30分〜16時00分

【植物を味わう・植物時間】
フラワーレッスン・季節の茶菓と抹茶
2020年9月1日(火) 14時00分~16時00分